土地・建物を売却時の譲渡所得の税金計算のしくみ
個人が不動産（土地や建物）を売った場合の譲渡所得の税金計算のしくみについて
- 譲渡所得の計算のあらまし
- 個人が、土地や建物を売却し、利益（譲渡益）が生じた場合には、その利益に対して、所得税と住民税がかかります。
- 課税譲渡所得金額の計算式
- 課税譲渡所得金額の計算式。譲渡による収入金額(譲渡価格）から取得費や譲渡費用さらに特別控除の適用がある場合にはその特別控除額を控除して求めます。
- 長期・短期の区分
- 課税譲渡所得金額の算式によって課税譲渡所得金額を求めたら、次に譲渡した土地建物の所有期間の区分（5年超か5年以下か）に応じた税額計算の方法によって税額を計算することになります。
- 取得の日と譲渡の日
- 長期・短期の区分によって、長期譲渡所得と短期譲渡所得とを区分します。取得した日と譲渡した日の基準について
- 長期譲渡所得の税金の計算
- 長期譲渡所得（所有期間5年超）にかかる税金は、課税長期譲渡所得金額に、一律20％（所得税15％・住民税5％）の税率を乗じて計算されます。
- 短期譲渡所得の税金の計算
- 短期譲渡所得（所有期間5年以下）にかかる税金は、課税短期譲渡所得金額に39％（所得税30％・住民税9％）の税率を乗じて計算されます。